あるお客さまが。 / An unforgettable guest.

卑屈になるつもりは毛頭ない。
こんなダイナーという名のカフェにも
お客さまはいらしてくださる。
ほんとうにありがたいと思っている。
何のおべっかでもなく遊びとはいえ接客だ。
だから、学ぶことはホントにいろいろある。

不幸なことといっていいかもしれないけど
常連らしい常連さまがべったりと
居てくださることもない。
ほぼほぼご新規さんでいろいろワケありであって
カフェをやってる時期としては
おもしろいあいだなのかもしれない
(寂しいけどね)。

ある日。

SecondLifeにログインするたびに
新規にアカウントをつくるという方がいらした。
彼(彼女?)を仮にAさんとする。
Aさんは俺の美的感覚は置いておいて
そう不自然な格好ではなかったと記憶している。
けれども見た目でひどい扱いを受けることが
苦痛だとおっしゃっていた。

人間見た目が10割だと思っているので
そりゃそうだよなと思う一方で
「SLはじめたんなら容姿シッカリしなさいよ」
と店を連れ回すのはありがたいのもあるけど
人によっては余計なお世話なんだろうなと知った。
Aさんの話からマジメな人だなと思った。
また新しいアカウントで来てもたぶんわかる。

べつの日。
10年SLを休んでいたという方がいらしてくれた。
さいたまメトロを使って偶然たどり着いたそうだ。
駅をつくっておいてほんとうによかった。
アバターがメッシュになってることや
アニメッシュの田中くんをずっとアバターと思ってたことや
10年って月日の長さを胃をキリキリさせながら
感じさせてもらった。
友だちがすっかりいなくなってしまったことが
寂しいとおっしゃっていた。
いや。
復帰してもう3年? 4年? たってるけど
寂しい気分になるっちゃなりっぱなしだぞ
と心の中で思っていたが比較できるものでもなく。
SLに対するゲームでもなくRLほどのヘビーさもなく
といった肌合いは意見が一致して話はスルスルと進んだ。

書いた2人のお客さまは珍客を選んだわけではない。
ここ数日いらしてくださった人をぽんぽんと書いただけ。
常連がいないヒマな店にはこういうメリットもある。
困った人もいらっしゃるしそのほうが圧倒的に多いけど
さいわい鳥頭なので都合の悪いことはちゃっちゃと忘れる。
大事なことも抜けてしまうので困ったもんだが。

すりんくだったりSL-Naviだったりさいたまメトロだったり
Twitterの告知だったりいろいろなところから
ぽつりぽつりとお客さまに来ていただいている。
概ね彼らとお話をさせてもらうのは楽しい。
どうも話すよりも聞くほうが楽しい。
カフェに行っても黙っていて賑やかにしてるチャットを
追っているほうが楽しかったりする。

それがなぜかということを書くとめんどくさいので端折る。
とにかく。
窓はいっぱいに開けておこうと思っている。
せっかく来ていただいたんだから
楽しんでいただこうと考える。
メインランドの地図。この店のある大陸の地図。
そんなものも用意した。
カフェに飽きたら数人でドライブに出掛けたりもする。
そのために都合のいいクルマも用意した。

DinerRosalitaはどこに向かっているのか。
それが俺にもよくわからない。
楽しいほうに向かってるのは間違いない。
残念ながら俺が楽しいだろうなと思う方角だ。

残念ついでに書くともうSLは消えていく。
けれどもこの世界のユルさや
ああこれは世界につながってるんだなと
たまに感じさせてくれる肌合いが好きだ。
そんなところつまみながら
DinerRosalitaはそれを楽しむ店でありたい。

さいごに。

窓は開けておきたいのでいろいろ記載しておく。

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それでは月の裏で逢いましょう。